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いきなりですが、読者目線で下の文章を見比べてください。
どちらが読みやすいでしょうか?左右どちらも同じ内容の文章です。
一目瞭然!左側の箇条書きになっている文章の方が読みやすく、内容も理解しやすいですよね。
箇条書きは、要点を簡単にわかりやすく読者に伝えることができる表現方法です。しかも、だらだら書いている文章より、箇条書きの方がはるかに読みやすい。
書き手にとっては書きやすく、読み手にとっては読みやすい!そんな箇条書きについて、この記事で紹介します。
箇条書きを使うメリットや、使うときのポイントなどを紹介していますので、「箇条書きってどう使うの?どんなときに使えるの?」「大切なポイント部分、文章で書くと読みづらい。もっとわかりやすく書けないかな?」という人は、どうぞご覧ください。
番号付きの箇条書き・番号なしの箇条書き
順番があるときは「番号付きの箇条書き」
順番付の箇条書きとは、「1. 2. 3. …」で表される箇条書きです。順番や優先順位があるときは、番号付きの箇条書きを使います。
手順・ランキングなど、順番通りに伝える必要があるとき、番号付きの箇条書きにすると相手に誤解されることなく伝わります。
【スキンケア〈夜〉の順番】
- クレンジング
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液
- 乳液・クリーム
順番がないときは「記号なしの箇条書き」
順番なしの箇条書きとは、「・」「○」「■」などで表される箇条書きです。順番や優先順位がないときは、番号なしの箇条書きを使います。
【箇条書きを使うメリット】
- 読者の目にとまる
- 簡単に要点を伝えることができる
- 文章よりも簡単に書ける
箇条書きを使うメリット
読者の目にとまる
だらだら文章で書いたものより、箇条書きの方がスッキリとまとまり、読者の目にとまります。
文章だけの記事は、残念ながら「読むの大変そう」「内容難しそう」「面白くなさそう」など、ネガティブな印象をもたれがちです。
読者の読む気を最後まで失わせないためにも、箇条書きで表現できるところは箇条書きを使いましょう。
簡単に要点を伝えることができる
箇条書きは要点を簡単に伝えることができます。まとめて箇条書きにすることで読みやすくなり、短い時間で内容は理解されます。
短い文章の箇条書きはテンポよく読むことができるので、読者の負担も少なくなります。
文章よりも簡単に書ける
文章を書くことが苦手な人に箇条書きはおすすめです。なぜなら、文章にする必要がなく要点だけを列挙すればいいからです。
伝えたい要点だけを書く箇条書きなら、「どんな風に書いたらいいのかわからない」と悩むこともありません。文章にすることで伝わりにくくなりそうなときは、箇条書きにするのも一つの手段です。
箇条書きを使うときのポイント
表現方法を統一する
箇条書きにするときは、「~です・~ます」などの文末表現や句点(。)の有無、体言止め・用言止めなどを統一しましょう。表現方法が統一されているとリズムよく読むことができます。
下図、表現方法が統一されていない箇条書きを修正した例です。右側の方がまとまりがあって読みやすいですよね。
見出しをつける
箇条書きには見出しをつけましょう。何についての箇条書きなのかを示すことで情報が正しく伝わります。
項目数は7つまでとする
箇条書きは項目の数を多くし過ぎると内容を理解しにくくなります。「マジカルナンバー7」をもとに、項目数は最大7つまでとしましょう。もし項目数が7つを超えるなら、箇条書きを2つに分けたり、項目を減らせないか検討してください。
認知心理学においては「7±2」という数字のこと。ミラーの実験によると、人間が瞬間的に記憶できる(短期記憶で保持できる)情報の最大数は、一般に5〜9の間、すなわち7を中心としてプラスマイナス2の範囲内であった。
また、番号なしの箇条書きを使うときは、読者にとって重要な情報から順に並べましょう。
まとめ
今回は、書き手・読み手の両方に嬉しい箇条書きについて紹介しました。記事の中でも「この要点だけは覚えて欲しい!」という箇所は、箇条書きを使って読みやすくまとめましょう。
- 読者の目にとまる
- 簡単に要点を伝えることができる
- 文章よりも簡単に書ける
- 表現方法を統一する
- 見出しをつける
- 項目数は7つまでとする
私も見逃して欲しくない要点はシンプルな箇条書きにしています。要点に対して説明が必要なときは、まず先に要点だけを箇条書きにして、その後に一つひとつ説明していく形をとるようにしています。